尾道市・福山市・三原市の安保不動産が資産の賃貸と売却について解説しています。

資産を運用するか売却するか

的確な資産運用で、空家や空地に新たな価値を吹き込みます

「手持ちの空地や空家をそのままにしておいたら、固定資産税ばかり取られて損をした」「離婚して住まなくなった家や土地をどうにか処分したい」「相続トラブルで実家が空家のままになっている」──こんなお悩みは、尾道市・福山市・三原市で不動産売却に豊富な実績を誇る「安保不動産」にご相談ください。当社なら、的確な資産運用で今はお使いでない土地や家にも新たな価値を吹き込みます。

今は使われていない不動産をお持ちの方へ

空家や空地を活用するにはいくつか方法があります。シンプルなのは「自分で住む」ですが、現状はそれができなくて困っているというケースがほとんどかと思います。

また老朽化した家を「解体」するという手もありますが、それだけで最低でも何十万という費用がかかるので、一等地ですぐに買い手がつくような土地でない限り、その経費分をすぐに回収するのは困難です。

そこで検討したいのが「賃貸」と「売却」、この2つの生かし方です。

不動産を賃貸して生かす

空家を他人に貸すことができれば、賃貸収入が得られ固定資産税をまかなって、さらに収入を手にできるというメリットがあります。また、やむをえない事情で他の家、土地に移転せざるを得ないような場合、しかも住宅ローンが残っているようなケースでは、人に貸して収入を得て、そこから残債を支払っていくという方法がベターです。

ただ気をつけておきたいのは、築年数が経過していたり空家になったままで家が傷んでいたりするような場合は修繕、リフォームに相応の出費が必要という点です。

また空地の場合は、そこにアパートを建て、賃貸収入を得るという資産活用法もあり、家賃収入が期待できますが、空き室や家賃滞納などのリスクも想定しなければなりません。また、建物は経年劣化するのでやがて修繕やリフォームが必要になります。

空家・空地を賃貸するメリット・デメリット
メリット
  • 賃貸経営による家賃収入が得られる
  • 将来、その家に戻って住むこともできる(一軒家の場合)
  • 手持ちの資産を不動産という形で保有し続けられる
デメリット
  • 借り手がつかない期間は収入が得られない
  • 建物の傷み具合などでリフォーム費用が相応にかかる
  • 空地にアパートを建てた場合は建築費用がかかる
  • 空室期間で収入がない期間が生じる場合がある
  • 家賃滞納などで入居者との間にトラブルが発生することがある
  • 物件の維持管理や確定申告などに手間がかかる
アパートを複数所有している場合は法人化がおすすめ

親が経営していたアパートを複数相続したという場合は、もちろんこれらを生かして賃貸収入を得るといった資産活用が考えられます。

ですが当然、相応の相続税、収入が入れば所得税がかかります。こうした税対策のためにおすすめしたいのが、不動産管理会社の設立。なお、アパート経営を個人ではなく法人として行うメリットには、以下のようなものがあります。ご検討されてみてはいかがでしょうか。

メリット1相続財産を減らせる

第1に、不動産の名義が個人ではなく法人になるため、個人の相続財産を減らすことが可能。当然、課税対象の不動産が減るので相続税も少なくて済みます。もちろん、法人化といっても、不動産管理会社そのものは家族(同族)で経営するので、資産が他人の手に渡るわけではありません。

メリット2土地の相続税評価額を引下げられる

不動産管理会社へ建物を移転して、その建物がある土地を管理会社に貸したことにして(賃貸借契約)所定の手続きを行えば、相続税評価額を通常より低く抑えることができます。その減額割合は20%。更地の場合の相続税評価額が6000万円の土地も、上物である建物を不動産管理会社へ移転することで4800万円まで評価額を下げることができます。

メリット3金融資産の生前贈与化

法人の所有にすることで、家族一人ひとりはアパートの直接的な所有者にはなれません。しかし、家族を会社の役員にし、役員給与を支給することで現金が得られます。これは不動産の価値を金融資産に置き換えたのと同じで、実質は生前贈与です。一般に金融資産の生前贈与には年に受け取れる額などの制限がありますが、この場合はこうした制約を受けません。また、オーナーが死亡した場合でも、継続的に金融資産を給与という形で得ることができます。

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不動産の売却

空家、空地、いずれもそのままの状態では、毎年、固定資産税や維持費がかかるだけで何の利益も生み出しません。

もし住居は別にあり、将来的にもその家や土地に戻ることがないとわかっているような場合や、住宅ローンの返済がすでに終わっているような場合は、その不動産を売却して、現金化したり、別の資産を購入したりできます。

この場合は、売却のデメリットはそれほど多くありません。ただ売却には仲介手数料や登記費用など、一定のコストがかかるということ程度です。

空家・空地を売却するメリット・デメリット
メリット
  • 固定資産税や維持費など保有する場合の経費がかからなくなる
  • 建物の維持や管理について気を遣わずに済むようになる
デメリット
  • 売却には仲介手数料や登記費用など、一定のコストがかかる
手持ちの空家・空地をより高く売却するために気をつけておきたいこと

できれば愛着のある家や土地だけに、より高い金額で売却したいもの。

それにはやはり業者選びをはじめ、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。

1.信頼できる業者を選ぶ

売却を有利に進めるには、経験があり信頼できる業者を選びましょう。信頼に足る業者かどうか見極めるには担当者の人柄や対応を見ます。たとえば、査定を報告する際に金額の根拠をしっかり示しながら説明してくれるか、媒介契約の手順など重要項目の説明は丁寧かなどです。また、ローンの残債がある場合は、その辺もしっかりと相談に乗ってくれるかどうかも重要です。

2.物件情報をしっかりと業者に伝える

住居の状態や土地の素性などは調査すれば判明することですが、それ以外にも家主でなければわかりにくい物件の詳細情報も担当者にしっかりと伝えておく必要があります。仮に売却にマイナスになるような情報だからと、伝えておかないでいると後々トラブルの元になります。信頼できる担当者ならそうしたマイナス情報でも、相手に悪い印象を与えないよう購入希望者に伝えてくれるでしょう。

3.定期的に物件のメンテナンスを行う

空家とはいえ、より高い金額で売却しようと思ったら、物件を売却まで良好な状態に保つ努力が必要です。とくにガス、水道管などの設備は定期点検を行っておくようにしましょう。場合によっては家主の立ち会いが必要な点検もありますが、面倒がらず時間を作るようにしてください。こうすることで、売却後のトラブルを防ぐことができます。

4.内見の際に部屋を綺麗にしておく

購入希望者が物件を見にくることを内見と言います。この時、居室や床、設備などが汚れていると、それだけで敬遠されたり、クリーニング代がかかるなどの理由で物件金額の減額を求められたりすることもあります。普段から清掃を怠らないようにしましょう。また、購入希望者が間取りを確認しやすいよう、部屋はすっきりと片付けておきます。くれぐれも物が散乱していることがないよう気をつけましょう。